イトウ
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この項目では魚類のイトウについて説明しています。
同名の苗字、地名についてはいとうをご覧ください。
イトウ

分類
界: 動物界 Animalia
門: 脊索動物門 Chordata
亜門: 脊椎動物亜門 Vertebrata
上綱: 魚上綱 Pisciformes
綱: 硬骨魚綱 Osteichthyes
目: サケ目 Salmoniformes
科: サケ科 Salmonidae
属: イトウ属
種: イトウ

学名
Hucho perryi
英名
Japanese huchen、Sakhaline taimen
イトウ(学名Hucho perryi)は、サケ目サケ科に分類される淡水魚。日本最大の淡水魚として知られている。

目次 [非表示]
1 生息地
2 特徴
3 生態
4 イトウの現状
5 アイヌとの関連
6 外部リンク



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生息地
日本では北海道の一部の河川・湖沼に、日本以外では樺太、南千島に生息している。かつては青森県小川原湖にも生息していたが、絶滅してしまった。イトウの生息する南限は、北海道の尻別川である。

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特徴
背は青みがかった褐色、側面は銀白色、腹は白色で、背と側面には無数の小黒点がある。また、産卵期には特にオスに婚姻色が現れ、全体に赤みを帯びる。

身体は全体的に細長く、体高は低い。また他のサケ類と違い、頭部は平坦である。両あごは頑丈で、歯は鋭い。

日本に生息する淡水魚としては最大で、1mから大きいものでは1.5mに達する。記録上最大のものでは、1937年に十勝川でおよそ2.1mのイトウが捕獲されたことがある。

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生態
イトウは他のサケ類に見られるように海に降りる性質を持ち、一部の個体は汽水域や沿岸域で生活する。しかし通常は夏季は上・中流域、冬季は下流域で生活する。

性成熟はメスで6~7歳、オスで4〜6歳で迎える。他のサケ類と違い産卵後に死なず、一生のうちに何度も産卵を繰り返す(ただし、毎年産卵するわけではない)。産卵期は3月〜5月で、河川の上流域の淵と瀬の間に産卵床を作り、そこに5000〜1万を産卵する。産卵床は他のサケ類より大きく、2〜3mある。メスは5〜6回に分けて産卵し、この間雌雄ともに相手を変えることも多い。また、オスはメスを巡っての闘争を行うことがあるが、勝敗は身体の大きさで決まる。

卵は鮮やかな朱色で、直径はおよそ6mm。受精後37〜40日で孵化する。孵化後の稚魚の体長は1.5mm〜1.7mm。稚魚の身体の側面には6〜7個のパーマークがあり、体長が15cmほどになると消える。寿命は長く、15〜20年以上生きる。

稚魚の間は昆虫などを食べるが、大きくなるにつれて他の魚を食べるようになる。また、大きな個体はカエルやヘビ、ネズミなどを食べることもある。
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