物理的特徴
彗星の本体は核と呼ばれる。核は純粋な氷ではなく、岩石質および有機質の塵を含んでいる。このことから、彗星の核はよく「汚れた雪玉」に喩えられる。核の平均的な直径は数百m程度で、小さく暗いものでは数十m、非常に大きいものでは稀に50kmほどに達する。質量は、大きさによってかなり異なってくるが、直径1km程度の彗星で数十億トン単位、10km程度の彗星で数兆トン単位であると考えられる。これは、地球の山一つ分ほどに相当する。氷の構成成分を分子数で見ると、80%以上は水(H2O)で、以下量の多い順に一酸化炭素(CO)、二酸化炭素(CO2)、メタン(CH4)と続き、微量成分としてアンモニア(NH3)やシアン化水素(HCN)などが含まれる。双眼鏡や望遠鏡で見た時に青緑色に見えるのは、これらの微量成分が太陽光で解離してできる C2(炭素が2つつながったもの)や CN などのラジカルの輝線スペクトルが強いためである[1]。















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