概要
現在市販されている自動車の多くは、ガソリンなどの燃料を内燃機関で燃焼し、動力源とする。動力はエンジンのクランクシャフトと呼ばれる軸の回転として出力され、この回転をクラッチ、トランスミッション、デファレンシャルギア等の制御装置と、それらを連結する各種シャフト(プロペラシャフト、ドライブシャフト等)を経て伝達し最終的にタイヤを回転させ、地面との摩擦力を用い推進力とする。駆動輪の数により、二輪駆動、四輪駆動がある。

内燃機関と呼ばれるエンジンは、エンジンオイルが注入されており、ディーゼルサイクルを使うディーゼルエンジン、レシプロエンジンが一般的。レシプロエンジンはさらに内部機構の形状によりV型エンジン、W型エンジンなどに、空燃比の違いによりガソリンが直接ピストン内に噴射される(直噴している)ガソリン直噴エンジンなどに分類できる。特殊な車では、繭形のハウジングに三角形のローターで構成される円運動を基本とした(厳密には遊星運動)ロータリーエンジン、水素を燃料とした水素エンジンや、同じく水素を燃料とする水素ロータリーエンジン、ジェットエンジン同様の連続燃焼サイクルを使うガスタービンエンジンが採用されている。

一方、電気自動車のように燃料や内燃機関を使用しない自動車、二種以上の動力源を併用するハイブリッドカーもある。ハイブリッドカーは内燃機関と電気モーターを併用するものが市販されている。

前進、後退、速度域の制御はトランスミッションが行い、シフトレバーによって手動操作するものをマニュアルトランスミッション(MT)、自動制御装置によって操作するものをオートマチックトランスミッション(AT)と呼ぶ。MTの構造を用い、クラッチ操作及びシフトレバーを自動制御するセミオートマチックトランスミッション(セミAT)もある。減速機構の組み合わせを4ないし6パターン持つことが一般的だが、CVT(Continuously Variable Transmission)と呼ばれる無段階変速機構を持つクルマも増えてきた。

推進力(回転)のOFF/ONはクラッチが行い、クラッチペダル等の操作部を操って手動操作するものをマニュアル・クラッチ、あるいは単にクラッチと呼ぶ。手動操作を伴わないクラッチをオートマチック(AT)、ノークラ、あるいはよく使用される自動クラッチ機構の名称を取ってトルコンなどと呼ばれる。 推進方向の制御は、タイヤの向きを変更する事で行う、向きを変える機構をステアリング(システム)と称し、ステアリングを操作する操作部をステアリング・ホイール、またはハンドルと呼ぶ。














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