シロイルカ
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シロイルカ
分類
界 : 動物界 Animalia
門 : 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
綱 : 哺乳綱 Mammalia
目 : クジラ目 Cetacea
亜目 : ハクジラ亜目 Odontoceti
科 : イッカク科 Delphinapterus
属 : シロイルカ属 Delphinapterus
種 : シロイルカ D. leucas

和名
シロイルカ
学名
Delphinapterus leucas
(Pallas, 1776)
英名
Beluga
シロイルカ(白海豚、Delphinapterus leucas)はクジラ目 ハクジラ亜目 イッカク科 シロイルカ属に属する小型のクジラである。主に北極および北極圏に棲息する。英名 (Beluga) を用いてベルーガと呼ばれることも多い。別の英名としてはWhite Whale(「白いクジラ」の意)があり、日本語でも稀にシロクジラと呼ばれる。

シロイルカ属 (Delphinapterus) はイッカク科に属する生物分類項の一つで、シロイルカ1種のみが属する。属名 Delphinapterus はラテン語で「ひれがない」を意味する apterus に由来する。

目次 [非表示]
1 概要
2 分布
3 行動
4 棲息数および人間との関わり
5 シロイルカの人工繁殖
6 シロイルカを見ることができる施設
6.1 日本で見られる施設
6.2 アメリカで見られる施設
6.3 カナダで見られる施設
7 脚注
8 参考文献
9 外部リンク



[編集] 概要
シロイルカは全身ほぼ真っ白なクジラである。これは他の極圏の生物に見られるように、氷の多い海における保護色となっている。成長すると全長は5mに達し、イルカとしては大きいが、ハクジラとしては小さい部類である。成熟したオスは約1.5tであるのに対し、メスは若干小さく、約1tである。産まれた直後の子供は、約1.5m・約80kgである。

背びれは「ひれ」というよりも若干盛り上がった「突起物」である。これは北極海という氷の多い海を泳ぐことに適応していると考えられている。

シロイルカの頭部の額に突き出しているメロンと呼ばれる脂肪組織は、他のハクジラ類のものよりも丸く柔らかい。多くのハクジラ類と同様、鼻腔の奥を振動させて生じた音波を、レンズのようにメロンを用いて収束させ、個体間のコミュニケーションとエコーロケーションに用いる。高音の笛のような音を発生するため、「海のカナリア」 (Sea Canary) とも呼ばれる。また、シロイルカのメロンは他のハクジラ類と違い特殊であり、メロンの形状を自分の意思で変えることができる。これは北極圏の氷の海に適応するためであろうと考えられている。これを利用し、横浜・八景島シーパラダイスでは、メロンを震わせながら歌う(音を発生する)「おでこぷるぷるシロイルカ」と称するシロイルカを観察することができる。

シロイルカの特徴の一つは、他のクジラやイルカとは異なり、頚椎が互いに不動状態に固定されておらず、そのため頭部を上下左右に振ることが可能なことである。この特性を利用して、水族館ではお辞儀をさせることがある。野生状態では首を動かしながら、口から海底に水を吹き付けて掘り返し、底生動物を捕食していると言われている。効率良く水を吹き付けるように、口は単に開閉するだけでなく、ひょっとこのように突き出すことができる。島根県立しまね海洋館においては、アーリャ(雌)が口をすぼめて口腔内に溜めた空気を噴き出して空気の輪を作る様子を観察することが可能である(しまね海洋館公式サイト参照)。

また他の鯨類には見られない特徴として胸鰭が年齢とともに上方へ反り返ることが上げられる。

オスは8年で、メスは5年でそれぞれ性成熟する。妊娠期間は15ヶ月間であり、生息域によって異なるが、春から夏の間(4月 - 8月)に、通常1頭を出産する。産まれた直後は全身が灰色であり、成長するとともに白くなっていき、オスは9歳、メスは7歳で真っ白になる。産まれた直後の子供が灰色であるのは、出産が行われる海域は河口近くなど水がにごりがちであり、保護色の意味があると言われる。育児期間は約2年である。寿命は約40年と考えられている。

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