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Xbox 出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 移動: ナビゲーション, 検索 Xbox(エックスボックス)は、世界最大のコンピュータソフトウェア会社であるマイクロソフト(MS)が開発した家庭用ゲーム機である。アメリカでは2001年11月15日に、日本では2002年2月22日に発売された。
目次 [非表示] 1 概要 2 仕様 3 沿革 3.1 発売までの経緯 3.2 日本での不振 3.3 Xbox Live 3.4 その他 3.5 Xbox 360 4 関連項目 5 外部リンク
[編集] 概要 Intel社製Pentium III700MhzCPUをベースとした搭載(L2キャッシュが128KBとなる)。また、8GBのハードディスクやDVD-ROMドライブ、ネットワーク端子も搭載し、パソコンに似た構造となっている。コントローラポートは形状こそ異なるがUSB規格が使われている。
オペレーティングシステムとしてMicrosoft Windows 2000のカーネルをごく軽量化したものを搭載し、APIにはDirectXを採用。
[編集] 仕様 CPU : Intel Pentium III 733 MHz グラフィック : NVIDIA社製 XGPU(X-Chip) 233MHz (GeForce3の改良版) ポリゴン描画能力 : 1億2500万ポリゴン/秒 メモリ : DDR SDRAM 64 MB(CPU,GPU共用) メモリ帯域幅 : 6.4GB/秒 記憶装置 : 5倍速DVD、8GBハードディスク、8MBメモリーカード サウンド機能 : 256チャンネル インターフェース : コントローラポート×4、10/100 Mbpsイーサネットポート 最大解像度 : 1920×1080 電源 : 100V,50/60Hz 消費電力 : 絶対最大定格 200 W 重量 : 3.86 kg 外形寸法 : 324×265×90 mm サウンド、HDD/DVDインターフェイス、イーサネットはnForceのMCPに相当する集積チップのMCPXが処理する。
[編集] 沿革 [編集] 発売までの経緯 当初マイクロソフトはセガのドリームキャストに技術協力していたが、ドリームキャストが商業的に失敗した後、MS自身が巨大産業であるゲーム業界に参入するという噂が流れ始めた。この背景にはセガとの路線対立や、ソニー・コンピュータエンタテインメントや任天堂に提携を求めて断られたことがあると言われている。
2000年3月、日本でプレイステーション2(PS2)が発売されてからわずか数日後にMSがゲーム機参入を発表。当時ソニーグループはPS2でWintelに挑戦すると宣言しており、ソニーがトップを占めるゲーム業界にMSが逆に挑戦するという構図になったことで話題を集めた。噂の段階から開発コードネームとして浸透した「X-BOX」が実際の名称にも使われることとなった。製品仕様や発売前の技術デモなどは徹底的にPS2を意識したものであったと考えられる。
発売当時は「PS2の3倍の性能」を謳い、グラフィック性能の高さで注目を集めたが、PS2及びニンテンドーゲームキューブと同じ世代の製品と位置付けられている。
[編集] 日本での不振 日本に他国メーカーのゲーム機が上陸した例は3DOなどごくわずかのため、Xboxの上陸は「黒船」に例えられ話題を集めた。2002年2月22日の日本発売に合わせてビル・ゲイツが来日し、「笑っていいとも!」に生出演したり、元X JAPANのYOSHIKIを起用したりと大々的な宣伝を行った。しかし、本体の大きさ・デザインやゲームソフト自体の内容などが日本人の生活環境に合わないこと、日本ではXが×(バツ・駄目)のイメージであることなどが指摘され、話題性に反して静かな出足となった。
日本で発売直後、プレイ中にDVDやCDのメディアに傷が付く問題が発覚。米国などでも同じ仕様のハードが発売されており特に問題にならなかったようだが、日本国内ではクレームが相次いだ。傷物を嫌う日本人の消費者心理を読み誤ったMSの対応のまずさも手伝い、普及の伸び悩みに拍車をかけることになる。その後マイクロソフトは無償での本体修理とメディア交換に応じた。
他国では一定の成功を収めたものの、日本においてはPS2やニンテンドーゲームキューブといった日本メーカーの強力なライバル製品がすでに市場を押さえており、Xboxのシェアはごくわずかにとどまっている。
Xboxは開発環境にDirectXを採用し、開発のしやすさでソフトメーカーの関心を集めた。コナミやカプコンのようにハード発売前の早い段階から本格参入を表明するメーカーもあったが、販売台数の伸び悩みで方針転換を余儀なくされた。
日本国内ではかつてのPC-FXやドリームキャストのように、一部マニア向けのゲームソフトが多くなっている。他国でヒットした作品も日本では「洋ゲー」と呼ばれ、幅広い層からの支持は受けにくい。日本国内で10万本以上を売り上げるヒットとなったのはテクモの「DEAD OR ALIVE」シリーズのみであり、ハードが売れずキラーソフトが生まれない悪循環に陥っている。
[編集] Xbox Live Xbox Liveというオンラインサービスを、2002年11月に米国、2003年1月に日本、同3月に欧州各国で、それぞれ開始した。標準本体のみでオンラインサービスに接続できるのが最大のセールスポイントであった。(その後発売されたPS2の新型機種でもLAN端子を標準装備し本体のみで接続できるようになった。)
しかしオンラインゲーム普及のペースが予想より遅かったことや、やはりキラーソフトが存在しないことで、ライバル機に勝る要素にはなっていない。また、他機種がウェブマネーや口座振替などの比較的平易な決済方法を取り入れているのに対し、Xboxはクレジットカード決済のみとなっており、まだまだゲームに対する風当たりの強い世の中で、「ゲームをするがためにクレジットカードを貸してくれる理解ある親を持つ子供」と「暇のある社会人」という、どうみても少ないであろう層を狙ったとしか考えられない方策により、Xbox Live不振に一層の拍車をかけており、その「不信」は、キラーソフトとして期待されていたトゥルーファンタジー ライブオンラインの開発中止により頂点に達する。
Xbox Liveは次世代機Xbox 360にも共通して提供されている。
[編集] その他 日本において、発売当初の希望小売価格は34,800円であったが、他社と同様、激しい価格競争にさらされた。その後数度の価格改定を経て、2004年5月より発売されている「Xboxプラチナパック2」においては、ゲームソフト2本、追加のコントローラ、DVDビデオ再生キットなどを追加した希望小売価格は19,000円である(税別)。
北米をはじめ日本以外の地域ではプレイステーション2に次ぐシェアを獲得し、ニンテンドーゲームキューブに比べて販売台数は多いとみられる。「Halo」「Halo 2」など爆発的にヒットしたキラーソフトも生まれた。2005年、日本国外で初めて関連事業の黒字利益を達成した。
2005年2月17日、MSは2003年10月23日以前に製造された1410万台の製品について、電源コードが異常発熱して火傷を負う人が発生していると発表し、電源コードの無料交換に応じるとの対策を取った。一部報道によれば、この時点での日本国内の出荷台数は45万台とされた。
[編集] Xbox 360 2005年11・12月に後継機となるXbox 360が発売された。ハードウェアの互換性はないが、ソフトウェアエミュレータにより一部のXboxタイトルがプレイ可能である。
ライバルであるプレイステーション3に先駆けて発売された次世代機として注目を集めたが、日本では発売当初の売上がXboxを下回っている。
なお日本ではXbox 360の発売に伴い、Xbox向けの新作ソフト発売はほとんど途絶えた。ハードの代替わりの時期には旧機種向けソフトがしばらく発売されるのが一般的だが、Xboxの場合は販売台数が少ないために直ちに切り捨てられた形となった。
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